献血は身体にも良いかもしれない?【隙間リサーチ】
数年前から、暇な休日にふらっと献血に行くようになりました。 かれこれ累計で20回以上※になります。 (※途中で一回カードを無くしているので正確な回数は不明。現在のカードでは18回) 今更ながら気になったのが、 「習慣的に血を抜く」という行為は人体に何らかの影響を与えうるのか? ということ 1回や2回ならともかく、2ヶ月に1回とかのレベルでコンスタントに血を抜いている人な […]
ちりつもFILE (β 「実際どうなの?」をちりつもするブログメディア。ただいまβ運用中。
数年前から、暇な休日にふらっと献血に行くようになりました。 かれこれ累計で20回以上※になります。 (※途中で一回カードを無くしているので正確な回数は不明。現在のカードでは18回) 今更ながら気になったのが、 「習慣的に血を抜く」という行為は人体に何らかの影響を与えうるのか? ということ 1回や2回ならともかく、2ヶ月に1回とかのレベルでコンスタントに血を抜いている人な […]
今回は少し毛色が変わって、テクノロジーの話です。 「脳の研究でこんなことが分かった」というニュース記事を読む時、「どうやって調べたか」は意識されにくいかもしれません。 しかし、脳の研究には何種類かのアプローチがあり、手法の性質により結果も制約を受けます。 つまり、脳研究の内容を適切に読み解くためには、手法に関する知識は不可欠なのです。 そんなわけで、今回は「脳の研究手法 […]
突然ですが、「脳の形」をご存知でしょうか。 私の記事でも脳の話を時々紹介していますが、その中に出てくる「脳の地名」は、「脳の全体図」が地図として把握出来ていないとなかなかイメージしにくいかと思います。 専門書を見ると詳しすぎるほど細かく載っていたりするんですが、一般書では機能に重点をおいた書籍が多く、「形だけを明確なイメージとして頭に入れたい」という人向けの明快な解説が意外と世に出ていないのが現状 […]
ステファノ・マンクーゾ&アレッサンドラ・ヴィオラ(著) 久保 耕司 (訳): 植物は〈知性〉をもっている 20の感覚で思考する生命システム. NHK出版, 2015/11/20 BACKGROUND ――対象 「植物は知性を持っているのだろうか?」 巻頭に提示されるこの問いに多方向から光を当てるのが、本書の著者たる植物学者のステファノ・マンクーゾ。彼は植物の持つ […]
DNA、遺伝子、ゲノム、エピジェネティック…… 混乱しがちなこの辺りの用語を、備忘録的にサクサクとまとめてみました。 「DNA」と「遺伝子」の違いは? 簡単に言えば、 「DNA」は「物質としての名前」=ハードウェア 「遺伝子」は「機能としての名前」=ソフトウェア ということになります。 DNAとは「デオキシリボ核酸deoxyribonucleic acid」という物質の名前。 遺伝子 […]
この記事は、前回に引き続き、下記のニュースを取り上げます。 田中耕一さんの技術、アルツハイマー早期診断への道開く:朝日新聞デジタル アルツハイマー病の高精度アミロイドβ血漿バイオマーカー | Nature | Nature Research さて、前回記事【「認知症」と「アルツハイマー病」って違うの?】では、アルツハイマー病と認知症の対比を通してまとめました。 特に以下の三点をおさら […]
【書評】 個体発生は進化をくりかえすのか 個体発生は進化をくりかえすのか 倉谷滋, 岩波科学ライブラリー, 2005/7/9 BACKGROUND ――対象 「個体発生は系統発生をくりかえす」 ――有名なヘッケルの言葉であり、「反復説」と呼ばれてる仮説を端的に語るものです。 「個体発生」とは、受精卵が細胞分裂と分化を繰り返して、一つの個 […]
先日、こんな科学ニュースが流れてきました。 田中耕一さんの技術、アルツハイマー早期診断への道開く:朝日新聞デジタル 私も興味があって精読したかったので解説記事にしようと思ったのですが、 「そもそもアルツハイマー病が何であるか知っている人って少ないのでは?」 という問題が噴出しまして。 「認知症とアルツハイマー病の区別もつかない状態で最先端の研究を説明なんて無理!」 とい […]
大学受験生は今週末がセンター試験に当たりますね。 試験前日の必勝法というと、皆さん一家言ある方も多いかもしれません。 私が強く勧めるのはシンプルです。 「とにかく良く寝ろ」 これに納得頂けたら、以下の記事は読む必要がありません。 (興味が向いたら4だけどうぞ) 今回は「試験前日の睡眠がスコアを上げる」根拠と、眠る前の工夫を紹介します。 重要な科目ほど睡眠不足に弱い まず […]
前項では記憶をいくつかのタイプに分けました。 『学習』とは何か ――記憶のモデル 学習に関わる点として、以下のようなポイントがありましたね。 ・「短期記憶」は原則として残らない ・学習に重要なのは「長期記憶」である ・長期記憶は主にシナプス結合の変化によってもたらされる ・長期記憶で特に学習に有効なのは「意味記憶」と「手続き記憶」 これらの用語・概念は「記憶」はデータを […]