4 自然科学

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理数系のジャンル全般。便宜的に数理系もこの範疇とします。

献血は身体にも良いかもしれない?【隙間リサーチ】

数年前から、暇な休日にふらっと献血に行くようになりました。 かれこれ累計で20回以上※になります。 (※途中で一回カードを無くしているので正確な回数は不明。現在のカードでは18回)   今更ながら気になったのが、 「習慣的に血を抜く」という行為は人体に何らかの影響を与えうるのか? ということ   1回や2回ならともかく、2ヶ月に1回とかのレベルでコンスタントに血を抜いている人な […]

脳の4つの役割分担【未知会ログ】

「知能」のほとんどは、物質としては「脳」に由来します。 このため、この連載でも「脳」の話題は今後扱っていくことになります。   今回概観するのは、脳の「4葉」の働きです。 これは脳の構造と機能において最も基本的な知識です。   事前の予習として、こちらの記事で脳の全体像を大雑把に把握しておくと理解が捗るかと思います。 今回は内側面や辺縁系は扱わないので、外から見た図だけで十分で […]

脳を可視化する技術【未知会ログ】

今回は少し毛色が変わって、テクノロジーの話です。   「脳の研究でこんなことが分かった」というニュース記事を読む時、「どうやって調べたか」は意識されにくいかもしれません。 しかし、脳の研究には何種類かのアプローチがあり、手法の性質により結果も制約を受けます。 つまり、脳研究の内容を適切に読み解くためには、手法に関する知識は不可欠なのです。   そんなわけで、今回は「脳の研究手法 […]

【学習】「脳の見取り図」を描いてみる

突然ですが、「脳の形」をご存知でしょうか。 私の記事でも脳の話を時々紹介していますが、その中に出てくる「脳の地名」は、「脳の全体図」が地図として把握出来ていないとなかなかイメージしにくいかと思います。 専門書を見ると詳しすぎるほど細かく載っていたりするんですが、一般書では機能に重点をおいた書籍が多く、「形だけを明確なイメージとして頭に入れたい」という人向けの明快な解説が意外と世に出ていないのが現状 […]

【書評】精神疾患の脳科学講義

功刀 浩: 精神疾患の脳科学講義. 金剛出版, 2012/7/10     BACKGROUND ――対象 近年、精神疾患が「脳の病気」であるということは一般にも認識されつつあります。 しかし、具体的に「脳がどう異常を起こしてどんな精神疾患が起きるのか」は完全に解明されているわけではありません。   こうした研究は21世紀の現在、まさに現在進行系で発展している領域です […]

「あぁ~!サインの音~~!」【隙間リサーチ】

前回の記事では、三角関数をグラフで視覚化してみました。 サイン・コサインは難しい、という固定観念を破りたい【隙間リサーチ】 音階や和音の数学的関係についてはよく語られますが、音にはもっと素朴な「波の物理現象」としての面白さがまだまだ隠れています。   今回は、前回書ききれなかった「音の現象との対応」を紹介していきます。 なお、今回は「フリーソフトで誰でも自分のPCから実験できる」ものを目 […]

サイン・コサインは難しい、という固定観念を破りたい【隙間リサーチ】

高校数学で挫折者を生むヤマの一つ、「三角関数」。 世の中には「サイン・コサイン・タンジェントなんていつ使うのか」と言う人もいるくらい、「数学のなんだか難しいよく分からない記号」と思われがちです。 ……が、実は三角関数って、日常生活にありふれている存在だったりします。 プログラマーや物理学者など「現象を数式にする」人たちにはもちろんのこと、機械や人体関節のような「回転角を扱う」場合にも重要です。 何 […]

紅茶が冷めない3つの方法【隙間リサーチ】

noteを始めてみました。まだ2記事しかありませんが。 https://note.mu/sick4989hack 人文系、科学系、趣味系などなど、これからも色んな世界の「入門者の敷居を下げる」記事を増やそうと思うので、興味があったら是非あちらもフォローしてみてください。   さて、先日はnoteにこちらの記事を書きました。 https://note.mu/sick4989hack/n/n […]

頭の中に眠る神話【隙間リサーチ】

科学者というのは意外と神話が好きなもので、科学の用語にも神話に「元ネタ」を持つものが結構あります。 今回は「神話の言葉から直接派生した用語」や「神話の有名な言葉と同語源に当たる用語」を紹介していきましょう。   海馬 = Hippocampus 脳の内側で記憶を作っているのが「海馬」という部分です。 “BodyParts3D, © The Database Center fo […]

【書評】植物は〈知性〉をもっている

ステファノ・マンクーゾ&アレッサンドラ・ヴィオラ(著) 久保 耕司 (訳): 植物は〈知性〉をもっている 20の感覚で思考する生命システム. NHK出版, 2015/11/20     BACKGROUND ――対象 「植物は知性を持っているのだろうか?」 巻頭に提示されるこの問いに多方向から光を当てるのが、本書の著者たる植物学者のステファノ・マンクーゾ。彼は植物の持つ […]

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