2018年3月

田中耕一氏の新技術はアルツハイマー病の将来を変えるか?【隙間リサーチ】

この記事は、前回に引き続き、下記のニュースを取り上げます。 田中耕一さんの技術、アルツハイマー早期診断への道開く:朝日新聞デジタル アルツハイマー病の高精度アミロイドβ血漿バイオマーカー | Nature | Nature Research   さて、前回記事【「認知症」と「アルツハイマー病」って違うの?】では、アルツハイマー病と認知症の対比を通してまとめました。 特に以下の三点をおさらいしておきます。 ・アルツハイマー病では「アミロイド」と「タウ」が脳に溜まる ・これが進行して脳機能 […]

【書評】小説家の作り方

【書評】小説家の作り方   小説家の作り方 野崎まど, メディアワークス文庫, 2011/3/25       BACKGROUND ――対象  近年色々なレーベルから出版している野崎まど氏の、比較的初期の作品です。  昨年はアニメの『正解するカド』の脚本で非常に物議を醸し、一部で有名となりましたね。    本作品の主人公は駆け出し作家。人物や舞台設定は著者の野崎まど氏自身を思わせるようなプロフィールで設定されています。  物語の始まりは、ある女 […]

エスキモーの雪の名前は何種類?【隙間リサーチ】

有名な雑学ネタに、「エスキモー※は雪を100通りにも呼び分ける」という話があります。 これ、実際の真偽はどうなんでしょうか? 日本でも英語圏でも「サピア=ウォーフの仮説」と絡めて持ち出される例でありますが、実際はかなりデマによって誇張されている話のようです。 今回はこれを確かめてみようと思います。 ※なお、現代では「エスキモー」との呼び名は不適切との声もあり「イヌイット」と表記するのがpolitically correctではありますが、今回は歴史的な話をする関係上こちらの呼称を使わせて頂きます […]

【書評】個体発生は進化をくりかえすのか

【書評】 個体発生は進化をくりかえすのか   個体発生は進化をくりかえすのか 倉谷滋, 岩波科学ライブラリー, 2005/7/9       BACKGROUND ――対象  「個体発生は系統発生をくりかえす」  ――有名なヘッケルの言葉であり、「反復説」と呼ばれてる仮説を端的に語るものです。  「個体発生」とは、受精卵が細胞分裂と分化を繰り返して、一つの個体の形をなすまでの過程のこと。生物学において、単に「発生」と言う場合この「個体発生」のことを指すこと […]