書誌学、文献検索、ジャーナリズムなど

「日本人だけど、日本語についてあまり知らないな」と思ったら読む本【新書読書】
金田一 春彦
日本語〈上〉
岩波新書 1988/1/20
巷では「本当は知らない日本語」みたいなネタはウケやすいようで、Twitterなどでも良くバズる定番の一つではあります。
「そんなに好きなら、そういうネタだけ書いた本が...

「闇の魔術に対する防衛術」としての統計リテラシー【新書読書】
ダレル・ハフ
統計でウソをつく法
ブルーバックス 1968/7/24
今回はこれです。
「無理して良い本だけ選ぼうとしない」みたいなこと言った直後に古典名著を出してしまう……。
駆け出しの企画だから最初の方では「アタリ」を...

まずは新書から、独学を始めませんか? という誘い【新書読書】
小飼 弾
新書がベスト
ベスト新書 2010/6/
Twitterでも少し話してたんですが、「新書の紹介」にそこそこ需要が結構あるようで。
そういえば前に私のやってた書評企画(金曜日の本棚)がなし崩し的に中止になってなー、と...

第一世代ポケモンから「強さの因子」を抽出してみよう【未知会ログ】
前の記事では、知能の一般因子「g」を扱いました。
これは、各テストのスコアを元にして、「全ての知能のベースをなす因子」を統計的に抽出することで得られる
……というのが前回のお話です。
しかし、この説明だけではイマイチ納得しきれない...

知能を科学の目で見るには?【未知会ログ】
「知能について科学的に考えるためにはどんな学問を基礎にすればよいのか」というのはチョット答えにくい問題です。
大学の学部・学科を眺めてみても、「知能学科」なんてのはありません。
「知能を研究する」ためのアプローチは複数存在します。
...

どんなテストが「良い」テストか?:センター試験を例に考える【未知会ログ】
「IQテスト」と「大学入試」の基礎理論には共通する部分があります。
これは以前の記事でも指摘していますが、何故かと言えばIQテストは「頭脳の個人差を数値にして客観化する」という目的を突き詰めて作られているからです。
そう、「知能テス...

古いアイルランド語を辞書で引く方法
こんにちは。お久しぶりです。
情報化して久しい我々の社会ですが、たまに「ネットで調べればたいていのことはわかる」みたいな言葉を聞きます。
いつかも某小学生Youtuberが「漢字はググればいい」と発言したとか。別にその子に思うところがあ...

【募集終了】Web輪読会『未来のための知能研究会』
謝辞・重要なお知らせ
当勉強会は、2020年7月16日を以て第一期終了と致しました。
参加頂いた方、そして記事を読んで頂いた皆様に、この場を借りて感謝申し上げます。
当ブログでの「知能」に関する記事については、まだ数回分のネタが溜...

【書評】精神疾患の脳科学講義
功刀 浩:
精神疾患の脳科学講義.
金剛出版, 2012/7/10
BACKGROUND ――対象
近年、精神疾患が「脳の病気」であるということは一般にも認識されつつあります。
しかし、具体的に「脳がどう異常を起こ...

【書評】つくられる偽りの記憶
越智 啓太(著):
つくられる偽りの記憶
あなたの思い出は本物か?
DOJIN選書, 2014/12/2
BACKGROUND ――対象
自分がもっている思い出は間違いのないものと考えるのがふつうだが、近年の認知心...