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「著作権」はネットで発信するための「運転免許」みたいなもの【新書読書】

福井 健策 18歳の著作権入門 ちくまプリマー新書, 2015/1/8     昨今、ほとんどの人がスマホを持って、ネットに接続しています。そしてSNSにも。 現代において「ネットを利用できる」ことは「公に情報を発信できる」こととほぼ同義です。 「誰もが発信者になる時代」において、「著作権」は「誰もが関わる問題」となりました。   あまり意識されていないかもしれません […]

物理と化学と生物と心理を、「色」というテーマで横断する【新書読書】

齋藤 勝裕 光と色彩の科学 ―発色の原理から色の見える仕組みまで ブルーバックス, 2020/10/21   高校理科、すなわち物理や化学や生物に対して、「そんなのお勉強して何の役に立つの?」という声はそれほどマイノリティではないと思います。 それから、「そんな小難しいこと勉強したくない」という人が多数派なのも知っています。 (「多数派じゃないでしょ」と思った方、その環境は大事にして下さ […]

ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない【新書読書】

漆原 直行 ビジネス書を読んでもデキる人にはなれない マイナビ新書 2012/2/24   いつも書評ブログの記事タイトルは本の一行キャッチコピーみたいにしてるんだけど、このタイトルには流石に勝てませんでしたね……普通に書名を記事タイトルにしちゃったよ。 この本の内容はこのタイトルに尽きます……というのも呆気ないので、もう少し書きます。   おそらく私のブログなど読んでいる方々 […]

「日本人だけど、日本語についてあまり知らないな」と思ったら読む本【新書読書】

金田一 春彦 日本語〈上〉 岩波新書 1988/1/20     巷では「本当は知らない日本語」みたいなネタはウケやすいようで、Twitterなどでも良くバズる定番の一つではあります。 「そんなに好きなら、そういうネタだけ書いた本があるんだから読めばいいのになぁ……」 と、私がいつも思い浮かべるのがこの本。    短いタイトルほどダメ本率は低い傾向があります  ―小飼 […]

「闇の魔術に対する防衛術」としての統計リテラシー【新書読書】

ダレル・ハフ 統計でウソをつく法 ブルーバックス 1968/7/24     今回はこれです。 「無理して良い本だけ選ぼうとしない」みたいなこと言った直後に古典名著を出してしまう……。 駆け出しの企画だから最初の方では「アタリ」を多めに掴んで貰わないと、みたいな欲がですね ブルーバックスは日本人著者の本も良い本が結構あるんですが、こういう海外のポピュラーサイエンスの古典名著を粘 […]

まずは新書から、独学を始めませんか? という誘い【新書読書】

小飼 弾 新書がベスト ベスト新書 2010/6/     Twitterでも少し話してたんですが、「新書の紹介」にそこそこ需要が結構あるようで。 そういえば前に私のやってた書評企画(金曜日の本棚)がなし崩し的に中止になってなー、ということを思い出したので、これを期に書評コーナーを立て直そうかなと思った次第です。   とは言え、一応ルールが無いとまた暴走する(特に「こ […]

第一世代ポケモンから「強さの因子」を抽出してみよう【未知会ログ】

前の記事では、知能の一般因子「g」を扱いました。 これは、各テストのスコアを元にして、「全ての知能のベースをなす因子」を統計的に抽出することで得られる ……というのが前回のお話です。   しかし、この説明だけではイマイチ納得しきれない方も多いかと思います。 これを自分で計算してみたいと思う方もいるでしょう。   というわけで今回は、「g」の導出でも使われる「因子分析」を実際にや […]

知能を科学の目で見るには?【未知会ログ】

「知能について科学的に考えるためにはどんな学問を基礎にすればよいのか」というのはチョット答えにくい問題です。 大学の学部・学科を眺めてみても、「知能学科」なんてのはありません。   「知能を研究する」ためのアプローチは複数存在します。 Earl Hunt氏は著書『Human Intelligence』の中で、知能へのアプローチを3つの異なるレベルに分けました。 1.Psychometri […]

どんなテストが「良い」テストか?:センター試験を例に考える【未知会ログ】

「IQテスト」と「大学入試」の基礎理論には共通する部分があります。 これは以前の記事でも指摘していますが、何故かと言えばIQテストは「頭脳の個人差を数値にして客観化する」という目的を突き詰めて作られているからです。   そう、「知能テスト Intelligence test」の理論には、センター試験のような大学入試のテストを考える上でも非常に有用な考え方がたくさんあるのです。   […]

古いアイルランド語を辞書で引く方法

こんにちは。お久しぶりです。 情報化して久しい我々の社会ですが、たまに「ネットで調べればたいていのことはわかる」みたいな言葉を聞きます。 いつかも某小学生Youtuberが「漢字はググればいい」と発言したとか。別にその子に思うところがあるわけではないですが……。 世の中必ずしも「ググればわかる」ことばかりではなく、ジャンルによってはググっても情報が無かったり、あるいは逆に嘘情報が出てきたりします。 […]

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