デイビッド・セイン(著), 森田 修(著) やり直し教養講座 英文法、ネイティブが教えるとこうなります NHK出版新書, 2011/4/7 Kindle本を買うようになってから、「ビジネス書」というジャンルがどうしても視界に入ってきてしまいまして。 Kindleセールを眺めるようになって気付いたんですが、面白いことに「ビジネス書」の中にも「英語の学び直し」とか「数学の学び直し」みたい […]
日高 敏隆 動物の言い分 人間の言い分 角川oneテーマ21 2001/5/1 今週は動物の雑学ネタ。 一昔前に「〇〇な動物」みたいな本も流行ったりしましたが、本書は更にそれより一回りくらい前に出版されているので、動物雑学本の先駆けと言ったところでしょうか。 「動物を学ぶ本」というより「物知りおじさんの動物面白トーク」くらいの感覚で読めます。 章立ては一応あるけど、あまりそれに沿って […]
三中 信宏 分類思考の世界 なぜヒトは万物を「種」に分けるのか 講談社現代新書, 2009/9/17 「種は幻想」 この発言を初めて目にした時、私は非常に衝撃を受けました。 その発言が、生物学者であり「現代の博物学者」といっても過言ではない、「その道の専門家」から発せられたものだったからです。 (目にしたのがこのツイートだったかは定かでないのですが、今検索したらこれがヒットしたので、 […]
大塚 英志(編集), 山本 忠宏(編集) まんが訳 酒呑童子絵巻 ちくま新書 2020/5/8 この発想は無かった! 本書は絵巻物の「まんが訳」です。 「現代語訳」ではなく、「コミカライズ」でもなく、「まんが訳」なんです。 何を言ってるかわからないと思いますが、見て頂く方がイメージを掴みやすいと思います。 試しに1ページ引用しましょう。 大塚 […]
山口 真美 視覚世界の謎に迫る 脳と視覚の実験心理学 ブルーバックス, 2005/11/18 視覚の発達を起点に、ヒトの視覚認知について概説した本です。 本書では、主として「脳がどのように視覚情報を処理しているか」という「視覚のソフトウェア面」について語っています。 私たちは「視覚」という人体の機能について、「カメラのように外界の光情報を忠実に反映する装置」だと思ってい […]
西林 克彦 わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 光文社新書 2005/9/20 「質より量」の読書をしてるなーと思い始めた頃に読む本。 数々の例題を通して「いい加減に読んでいる」ことを突きつけてくれる良書です。 本書の大筋の主張はシンプルで、 ・思い込みで読むな ・部分をちゃんと読め ・部分と部分の整合性に気をつけろ ・「まだ自分の読みは不十分」と常に疑え とい […]
池上 英洋 西洋美術史入門 ちくまプリマー新書 2012/12/5 結構前から積んでた本なんですが、最近ようやく読みました。 あまりの面白さから一気に通読し、そして後悔しました。 「アノ本やソノ本に手を付ける前に、この本を一番最初に読めばよかった!」と。 本書の「分かりやすさ」は美術史本の中でもピカイチです。 あまり話題や情報を散らかさず、一つの読み物として読める構成に […]
諏訪 邦夫 麻酔の科学 手術を支える力持ち ブルーバックス, 2010/6/22 突然ですが、「麻酔科医」と呼ばれる医師のことはご存知でしょうか。 近年はマンガ等にもなっているので、昔より知名度は上がっているかもしれません。 心臓には「心臓の医師」、脳には「脳の医師」がいるように、麻酔には「麻酔の医師」がいるのです。「特定の臓器を専門としない」という意味では珍しい診療科 […]
坂爪 真吾 性風俗のいびつな現場 ちくま新書, 2016/1/7 「性産業のことあんまり知らんなー」と前々から思ってたので、性風俗についての教養が欲しいなと思って何冊か購入しました。 性風俗の話って、何でみんな「まぁこのくらい常識でしょ」みたいなツラして語るのに、利用有無の話になると「いや俺は行ってないけど」って言うんでしょうね。 「体験してないけど知っている」ということは、みんな実 […]
廣野 由美子 批評理論入門 『フランケンシュタイン』解剖講義 中公新書, 2005/3/1 8月頃にある方と『フランケンシュタイン』の話をしてから自分の中でフランケンシュタインが再燃してまして。 『フランケンシュタイン』マリー・ウォルストンクラフト・シェリー 原作を読んだり関連書籍を読み散らかしたりしていました。 キャラクターとしての「フランケンシュタインの怪物」は、す […]