0 メディア

2/9ページ

お前は今まで祈った神の名前を覚えているか?【新書読書】

島田 裕巳 なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 幻冬舎新書 2013/11/29   目次 日本の神々と神社 八幡―日本神話に登場しない外来の荒ぶる神 天神―菅原道真を祀った「受験の神様」の謎 稲荷―絶えず変化する膨大な信仰のネットワーク 伊勢―皇室の祖先神・天照大御神を祀る 出雲―国造という名の現人神神主の圧倒的存在感 春日―権勢をほしいままにした藤原氏の氏神 熊野―浄土や観音信仰と […]

フランス語が「なんか難しそう」から「何となく分かる」になる裏道ルート【新書読書】

中条 省平 世界一簡単なフランス語の本 すぐに読める、読めれば話せる、話せば解る! 幻冬舎新書, 2018/3/29   目次 第1章 フランス語は、読めれば、できる  綴りと発音の関係 第2章 男性・女性、危険な関係  名詞、冠詞、形容詞、数の表現 第3章 セシボン、ケスクセ、コマンタレブー  フランス語の文章に触れる 第4章 動詞の90%をマスターする  動詞の活用、否定、命令など […]

教養としての生物学、発想としての生物学【新書読書】

本川 達雄 生物学的文明論 新潮新書 2011/6/1   目次 第1章 サンゴ礁とリサイクル 第2章 サンゴ礁と共生 第3章 生物多様性と生態系 第4章 生物と水の関係 第5章 生物の形と意味 第6章 生物のデザインと技術 第7章 生物のサイズとエネルギー 第8章 生物の時間と絶対時間 第9章 「時間環境」という環境問題 第10章 ヒトの寿命と人間の寿命 第11章 ナマコの教訓 (今回 […]

「一生学び続ける人」にとって、「独学」は「邪道」ではなく「王道」である【新書読書】

野口 悠紀雄 「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ 角川新書, 2018/6/9   巣ごもり需要も相まって、ここ数年「大人の学び」が静かなブームのようです。 昨年ブームを巻き起こした読書猿氏の『独学大全』も記憶に新しいですが、先んじて2018年に出版されたこの新書を今回はピックアップします。 私の「独学観」に少なからず影響を与えた一冊です。   本書は「洗練された筆者の独学 […]

英語の勉強を疎かにしてきた人ほど「ネイティブ信仰」に陥りやすいよね【新書読書】

デイビッド・セイン(著), 森田 修(著) やり直し教養講座 英文法、ネイティブが教えるとこうなります NHK出版新書, 2011/4/7   Kindle本を買うようになってから、「ビジネス書」というジャンルがどうしても視界に入ってきてしまいまして。 Kindleセールを眺めるようになって気付いたんですが、面白いことに「ビジネス書」の中にも「英語の学び直し」とか「数学の学び直し」みたい […]

動物の話をすぐヒトに当てはめたがる人は、まず動物のことを学んだ方が良いんじゃないだろうか【新書読書】

日高 敏隆 動物の言い分 人間の言い分 角川oneテーマ21 2001/5/1   今週は動物の雑学ネタ。 一昔前に「〇〇な動物」みたいな本も流行ったりしましたが、本書は更にそれより一回りくらい前に出版されているので、動物雑学本の先駆けと言ったところでしょうか。 「動物を学ぶ本」というより「物知りおじさんの動物面白トーク」くらいの感覚で読めます。 章立ては一応あるけど、あまりそれに沿って […]

古今東西文理を問わず、学者たちは「分類」という白昼夢を見る【新書読書】

三中 信宏 分類思考の世界 なぜヒトは万物を「種」に分けるのか 講談社現代新書, 2009/9/17   「種は幻想」 この発言を初めて目にした時、私は非常に衝撃を受けました。 その発言が、生物学者であり「現代の博物学者」といっても過言ではない、「その道の専門家」から発せられたものだったからです。 (目にしたのがこのツイートだったかは定かでないのですが、今検索したらこれがヒットしたので、 […]

「酒呑童子」を漫画で読む【新書読書】

大塚 英志(編集), 山本 忠宏(編集) まんが訳 酒呑童子絵巻 ちくま新書 2020/5/8   この発想は無かった!   本書は絵巻物の「まんが訳」です。 「現代語訳」ではなく、「コミカライズ」でもなく、「まんが訳」なんです。   何を言ってるかわからないと思いますが、見て頂く方がイメージを掴みやすいと思います。 試しに1ページ引用しましょう。   大塚 […]

「視れども見えず」を科学で切り取る【新書読書】

山口 真美 視覚世界の謎に迫る 脳と視覚の実験心理学 ブルーバックス, 2005/11/18   視覚の発達を起点に、ヒトの視覚認知について概説した本です。 本書では、主として「脳がどのように視覚情報を処理しているか」という「視覚のソフトウェア面」について語っています。   私たちは「視覚」という人体の機能について、「カメラのように外界の光情報を忠実に反映する装置」だと思ってい […]

「よく読むこと」の限界と、「人は一人では賢くなれない」という話【新書読書】

西林 克彦 わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 光文社新書 2005/9/20   「質より量」の読書をしてるなーと思い始めた頃に読む本。 数々の例題を通して「いい加減に読んでいる」ことを突きつけてくれる良書です。   本書の大筋の主張はシンプルで、 ・思い込みで読むな ・部分をちゃんと読め ・部分と部分の整合性に気をつけろ ・「まだ自分の読みは不十分」と常に疑え とい […]

1 2 9