廣野 由美子 批評理論入門 『フランケンシュタイン』解剖講義 中公新書, 2005/3/1 8月頃にある方と『フランケンシュタイン』の話をしてから自分の中でフランケンシュタインが再燃してまして。 『フランケンシュタイン』マリー・ウォルストンクラフト・シェリー 原作を読んだり関連書籍を読み散らかしたりしていました。 キャラクターとしての「フランケンシュタインの怪物」は、す […]
古賀 邦正 最新 ウイスキーの科学 熟成の香味を生む驚きのプロセス ブルーバックス, 2018/2/15 ウイスキーが好きなんです。 私は全く量が飲めないので、「すごく美味しいものを少しだけ飲む」という方向で最適化して来て、たまたま辿り着いたのが「ウイスキー」だった、という感じです。 もちろんビールやワインも場や食事に合わせて飲みますが、自宅で一人で飲むのはウイスキー。 一人でちびち […]
中川淳一郎 ウェブはバカと暇人のもの 光文社新書, 2009/4/17 いきなりアカウント消したので驚かれた方もいるかも知れません。 最近この本に近いことをよく考えるようになっていて、「いつ辞めようかなー」と思いつつ「まぁノーコストだし別に続けてもいいか」と思っていたのでした。たまたまそこに特大のコストが降ってきたので、「神は言っている、ここでSNSを辞める運命だと」と […]
武田 尚子 チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石 中公新書, 2010/12/1 みなさん、チョコレートはお好きでしょうか? 私はチョコレートが好きです。 そんなわけで先日、チョコレート好きが高じて「チョコレート検定」を受けてきました。 私の受けた中級はテキストやっとけば受かる系だったんですが、テキストを読みながら「そういえば文化史好きなのにチョコ […]
田中 修 ふしぎの植物学 身近な緑の知恵と仕事 中公新書, 2003/7/1 今日は「植物」の本。 著者は植物学の教授であり、NHKラジオ「子ども科学電話相談」の植物担当として有名な田中修先生です。 「植物」は、あまり動かない事もあって地味で単純な生物という印象を持たれがちです。 アリストテレスは「植物」を「動物」と「物体」の中間的な存在と位置づけましたが、これは言い換 […]
斎藤 信哉 ピアノはなぜ黒いのか 幻冬舎新書, 2007/5/1 「ピアノ」は「日本で最もポピュラーな楽器」の一つでしょう。 人によっては「最もグローバルな楽器」と主張するかもしれません。 しかし、元から鍵盤楽器が音楽文化と歩みを揃えて発展してきたヨーロッパに対して、「日本におけるピアノの立ち位置」というのは、実はかなり特殊な事情が絡んでいるようです。 端 […]
笹原 宏之 訓読みのはなし 漢字文化圏の中の日本語 光文社新書, 2008/5/16 笹原 宏之 訓読みのはなし 漢字文化と日本語 角川ソフィア文庫, 2014/4/25 ※光文社新書と角川ソフィア文庫で同タイトルが出ています。 後から出た角川ソフィア文庫の方が価格が安く、わずかですが加筆・修正がなされているので、基本的にはこちらを推奨します。 ただ、加筆・修正箇所はわずかなので、Kindle […]
上野充 (著), 山口宗彦 (著) 図解 台風の科学 発生・発達のしくみから地球温暖化の影響まで ブルーバックス, 2012/7/20 今回は季節モノを持ってきました。 「台風」という現象一つで一冊語り通すという、なかなかにキマった本です。 気象の異端児ともいうべき「台風」。 こいつを理解するためには、実はかなりの予備知識が必要です。 中学理科では「高気圧」「低気圧」 […]
山崎 元, 水瀬ケンイチ 全面改訂 ほったらかし投資術 朝日新書, 2015/6/12 ちょっと前に資産運用のことをTwitterで呟きました。 ツリーごとコピペするのは冗長なので要点をかいつまみますが、 ・素人考えで買った個別株の含み益よりも米国インデックスの利益の方が遥かに大きかった ・私にとっては株を頑張るより普通に働いてインデックス投資する方が総合的に利益が大きい という個人 […]
原沢 伊都夫 日本人のための日本語文法入門 講談社現代新書, 2012/9/14 英語教育の世界で「ネイティブ信仰」みたいなのってあるじゃないですか。 言語学や教育学について何の素養もない外国人が「ネイティブ」だというだけで英語のレッスンをしていたり。 「この文法はネイティブに聞いたらこう言ってた」みたいな言い分がまことしやかに権威性をまとっていたり。 でも実際のところ […]