書評

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だから僕は新書書評を辞めた【新書読書】

三中 信宏 読書とは何か 知を捕らえる15の技術 河出新書 2022/1/26   新書の感想を毎週載せるようになってから一年が経ちました。 ちょうど一年前の今日、この企画の最初の記事を投稿したんですね。 まずは新書から、独学を始めませんか? という誘い【新書読書】 で、突然ですが、区切りが良いのでこの定期書評は今日で店仕舞することにしました。 なので、その辺の総括というか、振返りみたいなものを書き残しておきます。   はじめに 実は私が最初にネットで物を書き始めたのも書評ブ […]

英語や世界史の沼にハマると、そのうちラテン語を知りたくなってくるよね【新書読書】

小林 標 ラテン語の世界 ローマが残した無限の遺産 中公新書 2006/2/1   目次 ラテン語と現代 世界のなかのラテン語 ラテン語文法概説 拡大するラテン語 ラテン語と文学 黄金時代の文学者 白銀時代の文学者 ラテン語の言葉あれこれ 変わりゆくラテン語 ラテン語はいかに生き延びたか 中世ラテン語 その後のラテン語   実は学生の頃にラテン語の科目を取っていました。 しかし恥ずかしながら、当時はサークルも楽しく勉強不足の学生であり、「活用表の山に翻弄され振り落とされる」と […]

科学者たちは「生物」という「神のロボット」に挑み続ける【新書読書】

鈴森 康一 ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか 工学に立ちはだかる「究極の力学構造」 ブルーバックス, 2012/4/20   目次 1部 「まねる」と「似てしまう」のあいだ  第1章 それは「似せる」ことから始まった 2部 ロボットはなぜ、生き物に似てしまうのか?  第2章 巨大ショベルカーとゾウがそっくり!?  第3章 「足を動かす順序」まで似てしまう!?  第4章 2足歩行ロボットはテニスプレーヤー!?  第5章 柔らかいからだと柔らかい動き 3部 ロボットを誘惑する生き物たち […]

あえて「買って読むほどの価値は無かったな」と思う本も紹介する【新書読書】

橘 玲 無理ゲー社会 小学館新書 2021/7/29   目次 はじめに 「苦しまずに自殺する権利」を求める若者たち PART1 「自分らしく生きる」という呪い 1 『君の名は。』と特攻 2 「自分さがし」という新たな世界宗教 PART2 知能格差社会 3 メリトクラシーのディストピア 4 遺伝ガチャで人生が決まるのか?  PART3 経済格差と性愛格差 5 絶望から陰謀が生まれるとき 6 「神」になった「非モテ」のテロリスト  PART4 ユートピアを探して 7 「資本主義」は夢を実 […]

画家が残した「存在しないものたち」の足跡【新書読書】

中野 京子 異形のものたち 絵画のなかの「怪」を読む NHK出版新書, 2021/4/12   目次 第1章 人獣ー私たちは何を恐れてきたのか 第2章 蛇ー邪悪はいつでも傍にいる 第3章 悪魔と天使ー善悪と美醜のかたち 第4章 キメラー存在しえぬものを求めて 第5章 ただならぬ気配ー不可視の恐怖 第6章 妖精・魔女ー忘れられたものたち 第7章 魑魅魍魎ー画家たちの歓び   「写真のようだ」という言い回しを、「絵を褒めるつもりで」発する人は結構多い。 絵を描いたことのある人なら […]

物質に宿る生命、生命を司る物質【新書読書】

岩崎 秀雄 〈生命〉とは何だろうか 表現する生物学、思考する芸術 談社現代新書, 2013/2/15   目次 第1章 つくりながら理解する生物学―細胞をつくるとは? 第2章 「細胞を創る」研究会をつくる 第3章 合成生物学の源流をめぐって 第4章 表現する生命科学―生命美学という試み 第5章 現代芸術における生命   「生命の仕組み」がここまで物質的に解明されてきたのなら、そろそろ「人工的な生命」が作れるのではないだろうか ――分子生物学の本を読んでいると、そんな期待が湧き […]

お前は今まで祈った神の名前を覚えているか?【新書読書】

島田 裕巳 なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか 幻冬舎新書 2013/11/29   目次 日本の神々と神社 八幡―日本神話に登場しない外来の荒ぶる神 天神―菅原道真を祀った「受験の神様」の謎 稲荷―絶えず変化する膨大な信仰のネットワーク 伊勢―皇室の祖先神・天照大御神を祀る 出雲―国造という名の現人神神主の圧倒的存在感 春日―権勢をほしいままにした藤原氏の氏神 熊野―浄土や観音信仰との濃厚な融合 祇園―祭で拡大した信仰 諏訪―古代から続くさまざまな信仰世界 白山―仏教と深くかかわる […]

フランス語が「なんか難しそう」から「何となく分かる」になる裏道ルート【新書読書】

中条 省平 世界一簡単なフランス語の本 すぐに読める、読めれば話せる、話せば解る! 幻冬舎新書, 2018/3/29   目次 第1章 フランス語は、読めれば、できる  綴りと発音の関係 第2章 男性・女性、危険な関係  名詞、冠詞、形容詞、数の表現 第3章 セシボン、ケスクセ、コマンタレブー  フランス語の文章に触れる 第4章 動詞の90%をマスターする  動詞の活用、否定、命令など 第5章 ジュテームの手ほどき  人称代名詞について 第6章 カフェオレとサントワマミー  前置詞、所 […]

教養としての生物学、発想としての生物学【新書読書】

本川 達雄 生物学的文明論 新潮新書 2011/6/1   目次 第1章 サンゴ礁とリサイクル 第2章 サンゴ礁と共生 第3章 生物多様性と生態系 第4章 生物と水の関係 第5章 生物の形と意味 第6章 生物のデザインと技術 第7章 生物のサイズとエネルギー 第8章 生物の時間と絶対時間 第9章 「時間環境」という環境問題 第10章 ヒトの寿命と人間の寿命 第11章 ナマコの教訓 (今回から紹介する本の目次を入れてみることにしました)   本川達雄氏の科学エッセイ集です。 『 […]

「一生学び続ける人」にとって、「独学」は「邪道」ではなく「王道」である【新書読書】

野口 悠紀雄 「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ 角川新書, 2018/6/9   巣ごもり需要も相まって、ここ数年「大人の学び」が静かなブームのようです。 昨年ブームを巻き起こした読書猿氏の『独学大全』も記憶に新しいですが、先んじて2018年に出版されたこの新書を今回はピックアップします。 私の「独学観」に少なからず影響を与えた一冊です。   本書は「洗練された筆者の独学モデルからメンタリティやテクニックを学ぶ」といった色合いの強い一冊です。 「手広さ」や「普遍性」より […]

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