「常識を疑う」ことを大事にする人ほど、科学を学んでおいた方がいい理由【新書読書】

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竹内 薫

99.9%は仮説
~思いこみで判断しないための考え方~

光文社新書 2006/2/16

 

あらゆる科学的理論は、実は仮説にすぎない

 

分かっている人からすれば「何を今更」と言う話かもしれません。

「えっ、それどういうこと?」と思った方は本書を一読する価値があると思います。

「そういう言い回しをよく聞くから、何となく『そうそう』ってツラしてるけど、実は元ネタがどんな話か知らないんだよなぁ」という人はドンピシャで本書のターゲットと言えるでしょう。

 

目次を見れば分かりますが、本書の内容は冒頭に要約したエッセンスの補強と例示です。

いわゆる「科学哲学」の基本の基本とも言うべきエッセンスを離乳食にした感じ。

いかんせんページあたりの文字数は少なく、情報量も抑えめなので、あまり「骨」のある本ではありません。同じこと繰り返し言うし。

 

しかし「科学は最も確かな学問だ」と思っている人には是非一読を勧めたい内容です。

それから「科学はオカタくて人間味が無い」と思っている科学アンチの方にも勧めたい。

 

すごく基本的なことをゆっくりと話して終わっているので、本書一冊で科学哲学について何か分かった気になるのはマズいと思いますが、Twitterで胡乱な論客の話を聞くより遥かに参考になります。

「科学哲学って面白そうで興味があるけど、何から手を付けたら良いか分からない」という方は、とりあえず本書から一歩を踏み出してみては如何でしょうか。

興味が出たら下に紹介した関連書籍にも手を伸ばしてみることをお勧めします。

 

★NEXT STEP

ポアンカレ(著), 河野 伊三郎(翻訳)

科学と仮説

岩波文庫, 1959/1/1

 

こちらは今回紹介した本のほぼ上位互換です。

骨太な本ですが、費やした労力に見合うリターンは間違いなく見込める本なので、そこそこ読書体力のある方には是非ともこちらをオススメしたいところ。

こっちを先に読んでると「なんだ、こんなの全部ポアンカレが言ってたじゃん」って感じになると思うので、本書を通読出来た方には『99.9%は仮説』は不要かも。

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木村勝哉

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