読書

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【書評】個体発生は進化をくりかえすのか

【書評】 個体発生は進化をくりかえすのか   個体発生は進化をくりかえすのか 倉谷滋, 岩波科学ライブラリー, 2005/7/9       BACKGROUND ――対象  「個体発生は系統発生をくりかえす」  ――有名なヘッケルの言葉であり、「反復説」と呼ばれてる仮説を端的に語るものです。  「個体発生」とは、受精卵が細胞分裂と分化を繰り返して、一つの個体の形をなすまでの過程のこと。生物学において、単に「発生」と言う場合この「個体発生」のことを指すこと […]

【書評】ことばの発達の謎を解く

【書評】 ことばの発達の謎を解く   ことばの発達の謎を解く 著:今井むつみ , ちくまプリマー新書, 2013/1/9       BACKGROUND ――対象  「子どもの言語獲得」は言語学の上でも教育学の上でも、非常に重要な過程です。  身近な領域では「外国語学習」との関連で、「正常な子どもが母国語を獲得するプロセス」がフォーカスされることが多々あります。また、「生成文法」という言葉を耳にしたことがある方も多いと思いますが、これもまた「子どもの自然 […]

【書評】甲賀忍法帖

【書評】 甲賀忍法帖   甲賀忍法帖 山田風太郎, 角川文庫, 2010 (初刊行は1959年)     BACKGROUND ――対象  「敢えてこの時代に紹介したい作品」ということで持ち出してみました。  超能力を駆使する忍者たちがひたすらに能力バトルするお話であります。    「なんだ、またそういうラノベか」って?   いえいえ、これは「ライトノベル」なんて言葉よりもっとずっと古い作品です。  この作品が書かれたのは昭和33年。  「超人的な能力を持ったキャラ […]

【書評】音楽嗜好症

【書評】音楽嗜好症 脳神経科医と音楽に憑かれた人々   音楽嗜好症 脳神経科医と音楽に憑かれた人々 著:オリヴァー・サックス、訳:大田直子 ハヤカワ・ノンフィクション, 2014/8/22     BACKGROUND ――対象  医学の世界では「極めて珍しい疾患」が「人間一般の普遍的性質」を解き明かす重要なヒントとなることがしばしばあります。  例えば、「ある特定の機能だけが働かなくなる」例や、逆に「異常に働いてしまう」例をつぶさに知ることで、我々が「普通」だと思 […]

【書評】遠野物語へようこそ

【書評】遠野物語へようこそ     遠野物語へようこそ 著/三浦佑之・赤坂典雄 ちくまプリマー新書 2010/1/5     BACKGROUND ――対象  怪談や民間伝承に興味の湧いた人が必ず出会うのが、柳田国男の『遠野物語』。  成立から100年を数える『遠野物語』は、岩手県の「遠野」を舞台にして定着した「河童」や「神隠し」や「マヨイガ」といった伝承を土着のままの形で保存した、民俗学における不朽の名作です。遠野を「妖怪の本場」たらしめたのは、その土地と言うより […]

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