2018年6月

【書評】アウシュヴィッツの図書係

    アントニオ G イトゥルベ(著), 小原 京子(翻訳) : アウシュヴィッツの図書係. 集英社, 2016/7/5       BACKGROUND ――対象 ナチス政権下でのアウシュヴィッツを描いた物語。 物語としての肉付けを行ったためかフィクションという体裁を取っていますが、実在する人物を扱っており、大筋においては限りなくノンフィクションに近い性 […]

【書評】音律と音階の科学

【書評】音律と音階の科学 小方 厚 : 音律と音階の科学 新装版. ブルーバックス, 2018/5/16     BACKGROUND ――対象 「物理学者が音楽理論の根本を解き明かす」という、一風変わったコンセプトです。 音階やコードといった音楽理論に物理学の視点で斬り込みます。   本書が出版された2007年の時点では、音楽理論を物理学や心理学の視点で語る本はまだ […]

遺伝子、ゲノム、DNA……一体どう違うの?

DNA、遺伝子、ゲノム、エピジェネティック…… 混乱しがちなこの辺りの用語を、備忘録的にサクサクとまとめてみました。 「DNA」と「遺伝子」の違いは? 簡単に言えば、 「DNA」は「物質としての名前」=ハードウェア 「遺伝子」は「機能としての名前」=ソフトウェア ということになります。   DNAとは「デオキシリボ核酸deoxyribonucleic acid」という物質の名前。 遺伝子 […]