金田一 春彦 日本語〈上〉 岩波新書 1988/1/20 巷では「本当は知らない日本語」みたいなネタはウケやすいようで、Twitterなどでも良くバズる定番の一つではあります。 「そんなに好きなら、そういうネタだけ書いた本があるんだから読めばいいのになぁ……」 と、私がいつも思い浮かべるのがこの本。 短いタイトルほどダメ本率は低い傾向があります ―小飼弾『新書がベスト』 これは先日紹介した『新書がベスト』で小飼弾氏が述べていることですが、本書もこの例 […]
明けましておめでとうございます。 相変わらず更新にムラがありますが、今年も変なペースで更新していこうと思います。 最近更新が減ってるなーと思っていたところ、Twitterで小ネタを拾ったのでまとめてみました。 タイトルの通りですが、今回は「~ヶ月」という言い回しの謎について。 もっと単純に言えば、「数字と月の間に挟まってる『ヶ』って何?」という話です。 「ヶ」=「箇」 コトバンク経由で「デジタル大辞泉」を読むと、面白い事が書いてあります。 「箇」の略体「 […]
「漢字は表意文字である」 ――昔こう教わった人は多いでしょう。 しかし近年、「漢字は表語文字である」ともよく目にします。 インターネットではこっちの論調が強い印象。 今回は、「『漢字は表意文字』というアノ教え方は妥当なのか」を、 専門家の文献を参考に検討してみました。 表音文字・表意文字を整理する 現代の日本語学では、言語を表記する文字は以下の3つに分類します。(子安, 2003)(町田, 2011) ・音素文字 phonogram =音素(≒子音や母 […]