ジャグラーというパチスロ機をご存知だろうか。
GOGOランプが点灯するとボーナスが確定し、規定のメダルが払い出される、という至ってシンプルなパチスロ機なのですが、これが中々に興味深い。
そんなジャグラーシリーズには(2023年5月当記事執筆時点)アイムジャグラーEX、マイジャグラーV、ファンキージャグラー2、ハッピージャグラーVIIIの4種が現行機種としてホールに存在しています。
本記事ではジャグラーシリーズに共通した事項を解説していきます。
抽選方法
ジャグラーシリーズには当りやすいゾーン、ゲーム数等は存在せず、65,536通りの疑似乱数をレバーオンによって抽選しています。
乱数の周期は0.05秒を超えてはいけないとされているので、「レバーオンのタイミングを調整する」などの抽選そのものに関する技術介入要素は無いと考えられます。
抽選のループなんてどこ見てもわかりませんし、見えたとしても0.05秒でループする65,536通りとか人間にどうこうできる速さじゃないですよね。
つまり、完全確率抽選でボーナスや小役が抽選されていると言えます。
なお、主基盤の記憶容量が16KBを超えないものであること、周期が0.05秒を超えるものでないこと、この2点は遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則により定められています。
ボーナス
BIG BONUS(BB)とREGULAR BONUS(RB)が存在します。ボーナスゲーム中は2枚掛けとなります。
BBはアイムジャグラーEXでは294枚の払い出しが行われ、純増で252枚となります。
それ以外のマイジャグラー、ファンキージャグラー、ハッピージャグラーでは280枚が払い出され、240枚の純増となります。
RBは全機種共通で112枚の払い出しとなり、純増では96枚となります。
ボーナス告知
レバーオン時に当選したボーナスはGOGOランプの点灯によって告知されます。(写真はアイムジャグラーEX)
レバーオン時に点灯する場合、第3停止時(全てのリールを止め、ボタンから指を離したタイミング)に点灯する場合があります。また、第3停止時に点灯する前にボーナス図柄を揃えることも可能で、生入り(なまいり)と呼ばれます。
小役
小役に関してもレバーオン時に抽選されており、ブドウ、リプレイ、チェリー、ベル、ピエロがあります。
ブドウ、リプレイに関しては目押し(めおし)で図柄を狙わなくても必ず揃います。
チェリー、ベル、ピエロに関しては目押しをしないと取りこぼしてしまうことになります。
打ち方
基本的な通常時の打ち方は順押し(左から順番に押す)で左リールにチェリーを狙います。
小役の中でも非常に低確率であるベル、ピエロは捨てる打ち方です。
ベル、ピエロまで取りに行く完全攻略も存在しますが、各機種によって異なる部分なのでここでは割愛します。
GOGOランプ点灯後は1BETで全リールに7を狙います。
4コマ滑ってくれるので気楽に揃えましょう。
「777」or「77BAR」が揃ったらボーナス開始です。
MAXBETボタンを押して(ボーナス中は自動で2BETになります)レバーを叩き、適当にリールを止めると勝手にブドウかチェリーで払い出しが行われます。
設定とボーナス確率
多くのパチスロ機にはホールが設定できる機械割が6種あり、ジャグラーシリーズにも設定1~6が存在しています。
設定1が最も機械割が低く、設定6が最も機械割が高くなります。
ボーナス確率は設定によって異なり、ジャグラーシリーズではRBの確率に大きな設定差があります。
機械割の差は、このRB確率に大きく左右されていると言って良いでしょう。
また、ブドウ、チェリーにも設定差があります。
BB、RBそれぞれに複数のボーナスフラグが存在し、そこにも設定による確率の差が存在します。
全てのフラグは独立しており、レバーオン時に確定しています。
それぞれの確率は機種によって異なるため、個別に解説します。
機械割
理論値としてパチスロ機にメダルをx枚入れて遊戯した場合、y枚返ってくるという数字で、109%のように示されます。
出てくるメダル(y)=機械割*入れたメダル(x)として計算することができ、1000枚入れると1090枚になることになります。
機械割が97%だった場合、1000枚入れると970枚になると。飽くまでも理論値ですがね。
ジャグラーシリーズのメーカー公表機械割はGOGOランプ点灯後も3枚掛けでボーナス図柄を揃えたり、通常時チェリーを狙わずに回したりと、適当押しを前提とした機械割のため、それなりにきちんと打つと実際の機械割は公表値よりも高くなります。
と、まぁ今回はこのくらいで。
疑似乱数による抽選を確率、統計によって設定推測し、勝ちを掴むというある種の知的遊戯的側面を感じませんか?
きいた
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